2006年

Spring
心温まる、クリスマス〜Studio Fahren のお菓子展〜(12月6日〜12月25日)

撮影:小野 幹

スタジオファーレンのスタジオ内で、毎日お菓子を仕込んでいる作業台のちょうど真上のあたりに、クリスマスシーズンでの出番を待っているクッキー型が並んでいます。去年、いよいよ「見せる収納」で収まりきれなくなったクッキー型を整理して、頭上にはジンジャーマンやもみの木(大・中・小)、トナカイ、雪だるま、ヒイラギ、長くつ、星・流れ星・・・・見上げると、すぐにクリスマス気分になれるものを集めました。今年は新たに雪の結晶も加わって。
私のお菓子の特徴はやっぱりまず「カタチ」だと思うんです。カタチから入って、ひとくちかじってサプライズ。あら、おいしいわ、もうひとかじり。そんな楽しいリズムが生まれたらとってもうれしいことです。
今回のDMもそんなクッキーたちをアクセントに、焼き菓子ならではの、素朴なクリスマスの画面を作りました。
左端に見える丸いものは、糸車です。en店主の小野さんのもの。enはやっぱりどこか童話の世界みたいです。
ところで、初登場の雪の結晶は、思った通り「型抜き」作業は大変でした。
どこかしら抜け切れず、さすがにイライラしたので、結晶部分を指で少し広げちゃった。こうした複雑なカタチでの作業は、自分の根気力や、どのくらいの頻度で失敗するとやる気がなくなってくるとか、いろんな事にも気づくんですよ。
雪の結晶のクッキー作りは、自分と対話しながらの静かなココロの作業となりました。

Spring
春がくる 行こうみんなで (3月29日〜4月8日)

撮影:小野 幹

今回は、いつもと趣を変えて、スタジオでの作業風景のひとコマをDMにしてみました。平屋の古い一軒家をまるごと改装してスタジオにしているので、私ひとりで仕事するには、わりあい好きなように動ける空間なのですが、撮影機材(三脚や照明など)を持ち込むと、あららら少しきゅうくつな画面になってしまいます。
どのアングルから撮影したら、一番、お菓子の工房らしく見えるでしょう。いろいろ試して、こんな感じに。私も少し画面に入ることにしました。本当は後ろ向きでも、もっと遠くでぼやけて写る程度でもよかったんですけど、部屋の中央にある柱(細かい仕切りをぶち抜いてひとつのフロアにしたため、柱がまんなかにあるのです。しかもいろんなモノを釘で打ちつけてぶらさげている。)が邪魔して、ぼやけて見えるほど遠くから写すことはできず、横からのアングルになりました。
たまごの入っているカゴはいつもはもっと手の届く場所に置きますが、かわいくて使い勝手もよいこのカゴは、画面の前に出して「お気に入りなんです。」ということをアピール。さあでは、粉をふるって、ライブの撮影を始めましょう。
左下の2枚のショットは、ラッピングに使うリボンやひもの一部と、はさみやペンなど文房具が収めてあるラックの一角。その下は、壁にかかっているクッキー型。こういった、私のスタジオには欠かせない道具で、手作りのお菓子展のイメージを表したかったのです。そして、その右は、un plus の草花たち。
ところで、お菓子展の会期中に、お客さまからこんな声が届きました。
「いつものDMとイメージが変わっておもしろいけど、リボンも売っているの?」
ああ、そうだ、これは、ダイレクトメール。お菓子展の案内のDMです。DMを作成するとき、いつもは、「ここに写っているこのお菓子を下さい。」という声に応えようと、実際に店内に並べられるものを中心に、そこからイメージをできる限り広げて作ってきたのに、今回は、いつもと趣向を変えるということばかりに気をとられ、自分本位になってしまったことに気付きました。もしかすると、クッキー型も売っている、と思って、いらして下さった方もいたかもしれませんね。ごめんなさい。
このイベントをもう20回近くやってきたのに! 勉強することばっかりです。

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